文藝工房編集委員会
文藝工房編集委員会とは?
『文藝工房』を編集、制作している委員会の紹介をします。
文藝工房編集委員会は文芸創作学科の生徒によって構成される、文芸創作学科の委員会です。
年に一度開催される、文芸創作学科主催の「創作コンペティション」。その受賞作、掲載作を掲載した『文藝工房』という文芸誌を制作する活動をしています。
また、『文藝工房』に掲載するコンテンツの制作も行っています。文芸創作学科の授業で提出された作品の中から編集委員が優秀作を選定する『学生選考作品』や編集委員による企画を『文藝工房』に掲載しています。
活動日は毎週火曜日・金曜日で、活動場所は文芸創作学科 第4研究室です。
文藝工房編集委員会の編集委員(一部)
『文藝工房編集委員会のすすめ』
文藝工房編集委員会、『文藝工房』の編集を行う団体です。優秀作品の選考、掲載作品の編集、掲載する記事の企画、掲載文章の校正を行っています。また、表紙、目次、扉絵などのイラスト制作やデザイン、ホームページの更新も行っています。『文藝工房』第二十五号では、他の学部の生徒と協力し作品の表紙が制作されました。
文藝工房編集委員会が他の団体と異なるのは、文芸創作学科の直属として活動している委員会であるということです。その活動は学科概要にも記載されており、学科の名前を背負う活動でもあるため、編集委員は責任感を持って活動を行っています。
文藝工房編集委員会の活動の目的は、優秀な作品集を作り世に送り出すことです。また、それを通じて豊かな言葉を身につけ、創作することの楽しさ、難しさを学ぶことです。
写真は『文藝工房』第二十五号を開封した時のもの。
新型コロナ感染症(COVID-19)の感染拡大防止のため、対策を行ったうえで実施しました。
なぜ、編集委員たちはほぼ一年をかけて『文藝工房』を作っているのでしょうか。
その理由は、仲間と共に『文藝工房』を完成させることができるその達成感にあると考えられます。完成した『文藝工房』を見ていただけるとわかると思いますが、非常に素晴らしい製本になっています。完成まで、コピー用紙や画面でしか見ることができなかったものが、しっかり本の形となって手渡された時の感動は素晴らしいものです。
もう一つの理由として、他の人やその人が書いた作品に触れることで、自分の言葉や感性をより豊かにすることができるからだと考えられます。編集する過程で言葉選びができるようになりますし、持っている意見を交わしあう合評の場面では自分の伝えたいことをより正確に伝えることができるようになると思います。
2021年4月 文藝工房編集委員会
活動一覧(ここに掲載しているものは一部です)
創作コンペティション優秀作品の編集
毎年春に行われる創作コンペティションでは学部の先生方が優秀な作品を選出します。編集委員会ではその結果を受けて作品の編集と校正を行い、『文藝工房』に掲載します。
学生選考作品の選出、編集
前年度に文芸創作学科の授業内で提出された作品を担当の先生から受け取り、その中から編集委員が優秀な作品をピックアップします。ここで選ばれた作品は『文藝工房』に掲載します。新入生にとって『文藝工房』に載る最初のチャンスは春に開講される『ストーリーを発見する』で優秀作を勝ち取ることです。
掲載企画の制作、編集
何か注目したいことを中心に、テーマを決めて掲載企画を制作します。多くの場合、学年関係なく「面白そうだな」と編集委員が提案したものが採用されて『文藝工房』に掲載されます。毎年面白い企画が提案されており、『文藝工房』には欠かせない存在となっています。
表紙など画像素材の制作
『文藝工房』の表紙、掲載する作品及び企画を彩る表紙を制作します。一部の表紙は学内の他学部の生徒と協力して制作することもあります。
製作開始から完成までの仕事
企画
その年の『文藝工房』はどのようなテーマで、何を掲載するのかなどを決めます。また、この段階から企画の提案、学生選考作品の選出など、その年の文藝工房の骨組みを組み立てます。
制作
企画で決まった内容を編集委員で分担して作成を行います。ここで、表紙や企画の作成を行います。
編集
作品の編集は編集委員の何人かで編集班を作って行います。先輩と後輩をバランスよく入れることで、後輩への指導ができるような仕組みにしています。
編集作業では事実確認、表現方法やストーリー展開の検討などを編集班で協力して行います。そして、作者の理想像をもとに、作品をブラッシュアップしていきます。
校正
編集で完成した原稿に誤字脱字や事実誤認がないか、編集委員全員で確認を行います。また、印刷を担当する部署とやり取りを行い仕上がりを調整します。
完成・配布
校正が終わると印刷を依頼します。完成したものが文藝工房編集室に届くと達成感に満ち溢れます。完成した『文藝工房』は二月に行われる卒業制作発表会でお披露目となり、その後学内の図書館などに設置されます。
編集長の言葉
今年も無事に文藝工房が完成し、第二十七号へと渡されたバトンをしっかりと受け取りました。たくさんの方に読んでいただけるような文藝工房を目指して、一歩一歩着実に前進していく所存です。よろしくお願いします。
2022年1月 編集長 三上結子